一つの旅が終わり、新たな調和が訪れる。葉の輪は空の円環となり、空中で舞うひとりの踊り手が両手両足を伸ばす。四隅には獅子、牛、鷲、人の顔が見守り、古代の神話が生きている。太古より世界の隅々に伝わる物語は、終わりと始まりの同時性を教えてくれる。輪の内側で舞う者は、もう一度外へ旅立つ用意を整え、光のリボンで全てを結び直す。
この円環は、砂漠を越えて旅する道のりにも似ている。エジプトの神々が守る神殿の柱の間で、朝日が大地を照らす。クラウンを掲げる王たちの物語、遠いアンデスの山で採掘された物が、やがて王権の象徴となり、儀式の中で受け継がれる。伝説の都で鍛冶師が打つ冠や杯、古い港町で交易船が積み込む秘宝。山を越え、川を渡り、海原を越えたものは、やがて王城の回廊に並ぶ。
この輪の外側では、仰ぎ見る空に澄んだ晴天が広がる。光は高く流れ、雲さえもその輝きに溶けて見える。歴史の中で祝福の日に使われる器。宴の席で手渡される杯。古い修道院で祈りを込めて織られた布。冬を越すために蓄えられた穀物と共に、豊かさと完成の象徴が人々の手に渡される。ギリシャ神話では神々の使う雷の矢、インカの王朝では太陽の神を祀る祭壇に飾られた枝。アジアの王宮では、腕輪や帯留めとなって世代を越えて受け継がれる。子供が誕生した家で飾られる祭具、豊作を祈る夜に灯す燭台。
踊る人は、世界が一度繋がったことを知る。全てが円環で結ばれ、それぞれの物語は新しい巡りを迎える。手元に残る小さなものにも同じ意味が宿る。お気に入りの指輪を磨くこと。使い慣れたスプーンで温かいスープをすくうこと。窓辺で光の射す場所にガラス瓶を飾ること。古い鍵を手に取って扉を開くこと。日常にある小さな道具が、巡りの中で新しい一歩を照らしてくれる。
今日のラッキーカラーは、ゴールドです。
Lucky Color: Gold — #FFD700何かがひと巡りして、静かに次の扉が開く日。