太陽
THE SUN · XIX
太陽は、大アルカナの19番のカードです。大きな太陽が輝き、その下で、白い馬に乗った裸の子どもが両手を広げています。後ろには向日葵が咲いています。正位置では「喜び」「成功」「生命力」を、逆位置では「空回りの元気」「遅れる成功」を表すとされます。
名前と番号
| 日本語 | 太陽 |
|---|---|
| 英語 | The Sun |
| イタリア語の古い名 | Il Sole(イル・ソーレ) |
| フランス語の古い名 | Le Soleil(ル・ソレイユ) |
| 番号 | 19(XIX) |
正位置の意味
キーワード:喜び、成功、生命力、明るさ、素直さ
月の夜が明けて、すべてが日の光に照らし出されます。太陽は、大アルカナのなかでもっとも明るいカードの一つです。
正位置の太陽は、ものごとがうまくいき、心から喜べる状態を表します。努力が実る、認められる、健康で元気に過ごせる。隠しごとや不安がなく、子どものようにのびのびと振る舞える。人との関係では、裏表のない明るいつき合いを表します。どんな質問に出ても、「はい」と背中を押してくれるカードとされます。
逆位置の意味
キーワード:空回りの元気、遅れる成功、楽観しすぎ、自己中心
太陽の逆位置は、悪いというより、光が少し翳った状態として読まれます。
うまくいくはずのことに、思ったより時間がかかる。元気や自信が空回りして、まわりと噛み合わない。楽観しすぎて足もとがおろそかになる、自分のことばかりで周りが見えなくなる。それでも太陽は沈んではいません。少し待てば、また光が戻ると読まれることが多いカードです。
絵に描かれているもの
- 大きな太陽:命と光の源です。ライダー版では、まっすぐな光と波打つ光が交互に描かれています。
- 白い馬に乗った裸の子ども:生まれたばかりの、汚れのない命と喜びです。手綱を持たずに乗っていることから、力まずに進む自由さとも読まれます。
- 赤い旗:ライダー版では子どもが大きな赤い旗を持ち、生命力と勝利を表します。
- 向日葵:太陽に顔を向ける花で、光を信じる心のしるしです。
- 低い塀:子どもは塀の外にいます。守られた庭を出て、外の世界へ進んでいく姿と読まれます。
歴史
15世紀イタリアのヴィスコンティ=スフォルツァ版では、太陽の札は、雲の上を飛ぶ小さな子ども(プット)が、顔のある赤い太陽を頭上に掲げている姿でした。このカードは、15世紀後半に描き足された札の一枚とされています。
17〜18世紀のマルセイユ版では、顔のある太陽の下で、二人の子どもが塀の前に立ち、肩に手を置き合っています。双子のようにも見えるこの二人は、のちに双子座や、友情・協力のしるしと読まれました。
ライダー版は、二人の子どもを一人にして白い馬に乗せ、塀の後ろに向日葵を咲かせました。塀の内側にいた二人から、塀の外へ出ていく一人へ。守られた子どもの遊びから、生まれたばかりの命が光の中へ進み出る絵へと変わっています。
対応
| ヘブライ文字 | 占星術・元素 |
|---|---|
| レーシュ(ר) | 太陽 |