二本の柱の間に、しなやかな影が落ちている。静かに垂れ下がるヴェールは、向こう側の世界を秘めている。巻物は閉じられ、言葉がまだ語られない。女教皇の膝元には、ゆるやかな水面が広がっている。そこには、夜明け前の湖の気配、風が止む前の水辺の匂い、古代の巫女が立つ聖なる泉の伝説が重なる。ベールの向こう、かつて砂漠のオアシスに住む旅人が見た夢の記憶が静かに息づいている。伝承によれば、古代ギリシャのデルポイの神託所、その奥まった空間にも、秘密を包むこの湖が満ちていたとされる。異国の王たちが自らの運命を知るために訪れた場所、空気はいつも、長い雨上がりのひとときのように澄んでいる。
この色をまとった布は、はるか東方の王家の間に仕立てられたシルクであり、海の彼方から運ばれた細やかなガラス器にも見える。その布が揺れるとき、まるでヒマラヤの奥地に湧く泉の表面が、朝の気配に微かに震えるようだ。この色を映したガラス碗は、古き薬師が草根花実を調合するとき手にした器に似ている。室内に一輪挿しとして置かれれば、静けさとともに智慧の気配が漂う。久遠の昔、大地の母の物語を語る語り部が、夜明け前の空を仰いだとき、この色に心を澄ませたという。
また、広大な草原の果て、雨が降った後に現れる霧のたなびく朝、羊飼いの手元にはこの色を帯びる羊毛の布が巻かれていた。何世代も大切に使われてきた布は、日々の祈りや秘められた約束ごとを静かに守る。北の海に生きる人々は、緩やかな灯の下でこの色のカップを使い、旅の記録をそっと口にしたという。時には風のない日の穏やかな空模様として、時には深い夢の中に差し込む光としても現れる。
今朝、窓際にこの色の布を一枚置いて、静かに瞑想してみる。湯を入れる器やカップを、この色を映すものに替えてみる。ベッドサイドに一輪挿しとして小さな花を生ける。好きな本のしおりを、この色で挟み、静かにページをめくる。それだけで、秘密に満ちた静かな泉の気配が、あなたの日常の傍らに生まれる。
今日のラッキーカラーは、ペールターコイズです。
Lucky Color: PaleTurquoise — #AFEEEE秘密のささやきに耳を澄ませると、心が澄み渡ります。静かな知恵が、そっと寄り添うでしょう。