白耳義の編み
糸が、結び目を終へたる後も黒を残し候。角は渦を巻き、翼は蝙蝠にて、鎖は台座の輪より左右の人の首へ落ち候。薔薇と百合の紋と渦巻きが四辺を埋め、XVは上の紅心にあり候。松明は糸の炎に候。穴の黒きゆえ、坐りたる身体は編まれたるまま透け候。その黒の向こうにて、貴殿の手首のみがすでに輪の中にあり候。






















糸が、結び目を終へたる後も黒を残し候。角は渦を巻き、翼は蝙蝠にて、鎖は台座の輪より左右の人の首へ落ち候。薔薇と百合の紋と渦巻きが四辺を埋め、XVは上の紅心にあり候。松明は糸の炎に候。穴の黒きゆえ、坐りたる身体は編まれたるまま透け候。その黒の向こうにて、貴殿の手首のみがすでに輪の中にあり候。





















