Colors for the Fool

今日の色を、牌より引く

牌を引く / 力

力の濃金。中央の鏡に色が映る絵

濃金

逆位 · #B8860B

力の牌の上の女と獅子は、緊張の瞬間に鎖され候。獣の優しき宥めは、握りと意志の問題と成り、手と眼差しに籠められたる獅子は、張る筋と剥きたる歯にて答へ候。これは調和の安きにてはなく、引き出されたる闘ひにて、双方の限界を試し候。

世のある物は、かかる力を証し候。北の国の湿りたる大草原と荒き草地にて、野の花は風に逆らひて硬く立ち候。高く針金のごとき茎は、秋の烈風が低き沼より掃き入るときにも、撓むことを拒み候。その房は共に群がり、狭く直立し、嵐に支ふるかのごとくに候。牛はこれを食まず候。味は苦く、牧場の頑に育つ所、土の貧しき所に、その在り方は残り候。農夫はかつてこの束を柵の柱へ結び、茎を結び、侵す者への警告、または争はるる地の印となし候き。

さらに遠く、古き川に沿ふ沼にて、この草は水と野の境を記し候。葦の薄くなる所、土の定まらぬ所に育ち候。堤を歩く旅人は、荒き茎が最後の日光を受くるを見候。その光は、かつて収穫の者の鎌の上に輝きしと同じ光に候。昔、この茎は手にて集められ、束にて乾かされ候き。割かれ捩らるるとき、茅葺きの屋根の綱、または泥炭の煙と煮えたる根の香る廚の、箒の荒き毛と成り候き。主婦は、泥の付く隅、日光の稀に達する所を掃くため、この堅き茎の箒を貴び候き。その穂の色は濃金に御座候。

力が強ひへ転ずる物語は、野または炉に限らず候。古き物語にて、小き王の笏は、嵐に堪へ腐らぬ木より彫られ、印が手より長く生きむがために選ばれ候き。書記は羊皮紙の上に布告を墨し、羽筆は重く急にて、道具の確かさが落ち着かぬ町へ秩序を運び得るかのごとくに候き。泥の路地に並ぶ工房にて、鍛冶は道具を鍛ふるとき、ある堅さの棒を用ひ、鋼は弾ける前にこれだけの圧のみを受け候ことを知り候き。このすべての物、茎、箒、笏、棒は、導きが制約と成り、世話が命令と成る瞬間を表し候。

空さへこの教訓へ傾き候。晩夏が初秋へ押すとき、霞は野の上に落ち、厚く動かず候。雲は低く意地悪く掛かり、空気そのものが譲ることを欲せぬかのごとくに候。かかる日、野の花はさらに硬くなり、上を指し、頭を垂るることを拒み候。鳥は重き茎を避け、より頑ならぬ枝の上へ止まり候。

今日、貴殿は生え過ぎし空き地より茎を集め、思ひ出のため貴殿の戸の上へ結び候。貴殿の持つ最も古き箒にて廚の床を掃き、毛の一つ一つに堪へと抵抗を思ひ出させ候。野の草の高く育つ川または野の傍らを歩き、指にて各の茎に触れ候。貴殿が書くならば、握りの中に重く感ずる筆を選び、その圧に言を導かせ候。

今日の色は濃金に御座候。
Lucky Color: DarkGoldenRod — #B8860B今日の力は忍耐にて和らぎ、硬く立つ物は時の中に撓むことを学び候。

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