戦車の上の天蓋は張りたる帆に候。早朝の空に張り、古き商船の帆布より継がれ、繕はれ候。その下にて、二頭の獣は警戒して立ち、蹄は濡れたる石の上に落ち着かず候。前の城門は鉄にて鍛へられ、年々の雨と風に打たれ、かつて鎖帷子と毛付の冑の番兵の巡回せし壁に嵌められ候。御者の手の手綱の一対は、船場の綱にて輪を作り、固く引き候。前への動きは、獣が、気性の異なる双子の如く確かならざるまま、一歩が他を引くを学ぶときにのみ来候。門は、その一致にのみ応へ候。
戦車の旅は古きものに候。櫂と帆船の過ぎるを面の覚ゆる川にて図られ候。岸に沿ひ、打たれたる古き槌が休み候。蹄鉄工と鍛冶の道具に候。磨かれたる側面は、焼入れの記憶、熱と浸し、金属の上の水の音を抱き候。交易の道は門の外へ巻き、鋼の軌条の光にて印され、霧と雨を抜けて伸び、空気の塩と鉄の味はふ谷を横切り候。上にて、天候は移ろひ候。寒気は草原より転がり入り、遠き雷の鋭き味と、一夜の嵐の後に来る澄みを伴ひ候。
歴史は、これらの動きの瞬間に集まり候。御者は風に外套を纏ひ、道の消ゆるところを細めて見候。水夫はかつて、船首に置かれたる食具の光にて航し候き。兵は同じ光の中に剣を抜き、鍛へられたる強さと耐への約を信じ候き。水夫の上衣は潮にて硬く、川岸の酒肆の釘に垂れ候。その布は北の空の下に過したる年にて強くなり候き。常に、次の動く呼び、敷居を渡る呼び、決にて挑みに会ふ用意に候。
町の縁は、花咲く亜麻の列にて印され候。茎は雨の後に直立し、花弁は打たれたる壁に対する海に候。ここにて、開けたる空の下、旅の人は足を止め、盾の涼しき金属に触れ、あるいは琺瑯の水注に貯へられたる水に手を浸し候。昨夜の降りにて満たされたるものに候。前へが呼びに候。門を抜け、煙突の煙の澄みて爽やかなる空気の中に真っ直ぐ立つ、最後の家を過ぎて候。
今日、貴殿は川の傍らに跪き、石をその面に滑らせ、波紋のためらひを運び去るを見るもよく候。貴殿は橋の欄干に手を辿り、多くの足音を導く冷たく着実なるものを感ずるもよく候。突然の嵐のために取つて置きたる外套を引き、あるいは好ましき食具の一点を磨き、貴殿の手の中の約の如く輝かせるもよく候。それぞれの行ひは手綱を揃へ、獣を共に引き、目的を以て自らの敷居を渡る用意を貴殿になさしめ候。
今日の色は鉄青に御座候。
Lucky Color: SteelBlue — #4682B4揃ひたる意図にて前へ進み、門は貴殿の触れにて開き候。