重みある秤の傍に直立して据ゑられたる剣は、黙せる室に立ち、遅き朝が高き窓に押し候。日の光は刃の縁の上へ、後ろの掛けられたる布の襞の上へ、直に零れ候。ここにて、すべての形は意味を保ち候。剣は真実のため、秤は帰結のため、布は隠さるるか現さるるかのため、正午は蔭の最も短き時、原因が策略なく結果に遇ふ時のためにて候。この明るき静止にて、正義は単なる語には御座なく、見らるる行と見られぬ行より日々築かるる構造に御座候と、思ひ出され候。その輝きは金に御座候。
文化を横切り、公平への探りはしばしば、光るものにその印を見出し候き。顔と数を彫りたる銭、君主と常の民の見守りの下、手より手へ渡され候き。古き都呂底亜にて、商人は王の印を打たれたる鳴る円にて穀と羊毛を量り候き。各々の取引は、重みが真に値に合ふといふ約束に候き。同じ金属、川より引かれるか石より抉られ、亜歴山府の織機の糸と成り、社の灯の下に輝き、神職は供と負債を記し候き。拜占庭にて、これより形づくられし冠と指輪は信の印、誓のなされる時、社の階にて交はされ候き。論の起る時、判者の指輪か笏、重く明るきものは、皆の見るために卓の上に置かれ候き。決は縛り、証拠は開けたる所にて調べらるるといふ印に候き。
最も直なる正午の日は、しばしば勘定の時と呼ばれ候き。中央亜細亜の高き草原にて、商人は正午まさに、絹と香料を並べ候き。天幕か車の蔭に何ものも隠れ得ぬ時に候き。地中海を横切り、農人はこの時に小麦を脱穀し、光がすべての殻と粒を示すと信じ候き。僧院にて、大なる鐘は過ぎを印し、僧は集ひて写本を写し候き。墨壺は、硝子なき高き窓よりの光を映し候き。すべての所にて、規則は明らかにて候き。光がすべてを現す時、言を行に、秤を量りに、約束を成就に合はせる務が御座候き。
古き物語にて、英雄は地下深く隠されたる宝を求め候き。竜の蔵か王の贖は、決して光るものの山のみには御座なく、試に候き。求むる者は清き手にてこれを運び得るかに候。ものが欺きなく請求さるる時、見守る者、神、霊、祖は、その行を正しと印し候き。すべての神話の公平なる判者、羽に包まれるか橄欖の木の下に坐るか、証拠のみには御座なく、その後ろの意図をも量り候き。かくして、正義への探求は常に、触れ、量り、数へ、あるいは着け得るものと対と成り候き。
今日、人は難き会話に向かふ前に、家の形見、長き物語ある指輪か頸匣を磨き、正直に語ることを思ひ出させ候。勘定を払ふ間、卓の上に銭を均衡させ、しばし各々の交換の公平を考へ候。正午に窓へ新しき布を掛くる人は、部屋へ明るさを招き、秘のための場をなくし候。あるいは単純なる行、手紙を書き、各々の語に心を用ひ、尊ばるべき契約の如くに候。
今日の色は金に御座候。
Lucky Color: Gold — #FFD700公平を貴殿の鏡となし、正午を証人となせば、各々の行にて値と真実は共に坐り候。