Colors for the Fool

今日の色を、牌より引く

牌を引く / 正義

正義の象牙。中央の鏡に色が映る絵

象牙

正位 · #FFFFF0

剣と秤は高き卓の中央に立ち、後ろに掛くる布に対し輪郭は鋭く、正午の法廷の帳の如く重く静止し候。ここにて、空気は正午の温みのみを運ぶには御座なく、磨きたる牙の如き澄み、混同も濁しもなし得ぬものに候。貴殿は原因と結果が明らかに坐るを見候。各々は語る番を待ち、正午の光は蔭も誇張も拒み候。その澄みは象牙に御座候。

かつて、尼羅の古き法廷にて、書記は象の贈の滑らかなる内面に判断を書き、最も細き尖にて真実を刻み候き。この板は触れれば涼しく、染も飾りもなくすべての語を保ち、耐ふることを意図せし記録に候き。心の量られし秤そのものは、しばしば彫りし断片の上に休み候き。遠き地より勝ち得たる一片、砂漠と森を横切りし商人の運びしもの、各々の細片は交換と旅の黙せる証人に候き。社にて、かかる片は祭壇を縁取り、すべての判決、すべての誓の記憶を運ぶと信じられ候き。

遥か北、川霧の都にて、商人はかつて同じ物質の指輪と櫛を、秘の抽斗に保ち候き。各々は慎みたる手にて滑らかにされ、蝋燭の光の揺らめきを運び、帳と合意の厳しさを和げ候き。商人の妻は、午前の半ばに亜麻を畳み、しばし箱の錠の繊細なる象嵌を辿り候。祖母を思ひ出し候。かつて結婚の贈として彫りし印章を受けし者、堅く候へども優雅、今日なされし決は明日へ清く響くといふ約束に候。

南の平原にて、季節の嵐は転がり込み候。されどその嵐のあひだ、正午の空は時に完全なる澄みにて開き候。光は畑と、卓の上に休む道具の彫りし柄の上に落ち候。擦れたる封切り、将棋の王、子の歯固めに候。ここの人は、かかる間、鋭く優しく曇りなきものは稀にて、賢く用ひねばならぬことを知り候。布が引かれ日の光がすべての上に零るる時、過ちと功は共に自らを現し候。

種子の莢の硬き殻が清く割るることに、一種の正義が御座候。圧したる乳の塊を通す焼師の刃の均しき一切れ、形見の箱の上に卵の殻の嵌絵を慎みて置くことに候。これらは量り分くる静かなる行、外の境を尊ぶことで内にあるものを尊ぶことに候。法は巻物に書かるるのみには御座なく、判者に歌はるるのみにも御座なく候。稀にして耐久なるものの敬ある扱ひ、割る前の意図ある間、震えぬ定かなる手の中に生き候。

今日、人はしばしを別にし、手紙を書き、爽やかなる紙の上に思ひを刻み、明らかなる意図にて署し候。貴殿は形見か形見の箱を磨き、これを形づくりし手を思ひ出し候。あるいは食事の前に卓布を直し、すべての皺を伸ばし候。正午に窓を開け、昼の光が貴殿の家の中の物の真の秩序を現すに任せ候。

今日の色は象牙に御座候。
Lucky Color: Ivory — #FFFFF0一日は量られ明るく、真実は優しく残る印を残し候。

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