Colors for the Fool

今日の色を、牌より引く

牌を引く / 審判

審判の花白。中央の鏡に色が映る絵

花白

正位 · #FFFAF0

角笛は雲の上に立ち、その音は、石の蓋の横へ滑り、人の姿の立ちて目を空へ開く地の上に響き候。いづれも恐れには御座なく、目覚めの紛ひなき確かさにより呼ばれ候。周りの世は再生の印にて満ち候。子供の寝床の端に畳みたる夜具、磁器の皿に載る朝の最初の卵白の菓子、夜明けに麺麭師の板へ散らされたる細き粉に候。この気の中にて、角笛の呼びは紛ひなく、起きよといふ優しくも否みがたき促しに御座候。その淡さは花白に御座候。

古の神話にて、喇叭の響きは常に渡りを印し候き。珀耳塞福涅の、収穫の世への帰り、あるいは地の静かなる眠りより風信子と接骨木の花を誘い出す春の息に候。長き夜の後の最初の日の光を入れる、開きたる窓辺に膨らむ淡き透かし織りの帳に、それらの儀式の響きは御座候。感じは、洗ひ立てにて干されたる亜麻布にて、香は庭より漂ふ扁桃の花の淡き甘さと混じり候。かかるものは声高き布告には御座なく候。気づき、外へ出て、変はりの静かなる召しに従へといふ招きに候。

長き嵐の後の天候、果樹園の草より霧の優しく上がるとき、同じ質を保ち候。日の突き破ると同時に到る静けさにて、世を微妙なる澄みにて輪郭づけ候。早い朝餉に拡げたる卓掛、手にて裂きたる麺麭、冬の最後の砂糖を散らしたるものは、一種の新しき始まりをなし候。空気そのものは今、決断を優しく先取りし、決着には御座なく歓迎として、起きる者すべてのために卓は整へられ候。地中海の古き神殿さへ、柱は幾世紀の祈りと塩の風にて骨の如く滑らかに減り、この感じを集め候。望により何度も触れられたる面に候。

厨にて、混ぜ鉢は粉を縁に付けて待ち、次の麺麭あるいは次の記憶の支度に候。客の手拭の柔き毛は、来たるべき者のために畳まれ置かれ、もう一つの沈黙の呼びに候。これらの儀式には品位が御座候。支度と、その日の与ふるものを見んとする心に候。いづれも角笛の鳴りへの返事にて、審判の怖れへ立つには御座なく、目的と澄みへの招きへ立つ仕方に御座候。

今日、貴殿は目覚めて帳を開き、最も優しき光を貴殿の室へ触れさせ候へ。簡素なるものを焼き、上に粉糖を散らし、静かなる食にて新しき始まりを印し候へ。厚き紙に手紙を書き、言葉を朝の麺麭の如く立たせ候へ。あるいは新しき手拭を畳み、見えざる客のためにも、歓迎の仕草として定位置へ置き候へ。

今日の色は花白に御座候。
Lucky Color: FloralWhite — #FFFAF0この日は優しさと応へんとする心を求め、呼びはすでに鳴り候。

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