角笛は雲の上に掲げられ、音は揺らがず、強く下の世へ届き候。静けさの中にて棺は口を開け、人々は立ち、顔を上げ、目は澄み候。この刻、世は隠れたるものと顕れたるものとのあひだの場所と成り候。角笛の音は躊躇せず、ためらはず候。終わりと始まりを印し、長き夜の後の最初の確かなる日へ、沈黙より渡り候。人はそれぞれ己が冬より呼ばれたる如く直立し、雪は途切れず白く降りて、以前の境も記憶も覆ひ候。
遠き国々に、朝の最初の光を受くる山が御座候。頂は人の手の触れざるまま、輪郭は鋭く候。旅する者は久しく、谷と森を渡る道をこの頂にて見出し、峰が安全と清き方向を告ぐることを知り候き。古き都にて、高き柱は中庭に立ち、均斉と秩序を思ふ手にて形づくられ候き。これらの柱は世紀の過ぐるを見、裁きと和解、運命を作り変へたる告白を見守り候き。厨にて麺麭は割られ、中は柔かく、香は雲の如く立ち上り、立ち戻りて再び始めんと選びたる者らのあひだに分たれ候。
僧院の朝、祭壇にて蝋燭は灯され、蝋は新しく、炎は揺らがず真っ直ぐに候。鐘は鳴り、角笛の呼びに響き合ひ、集ひは集まり候。人はそれぞれ、朝日に干したる洗ひ立ての衣をまとい候。石鹼の香は残り、空気は涼しく正直にて、昨日の塵を心より払ひ候。麺麭を焼く者の手にて生地は捏ねられ、染みを知らざる布の下にて膨らむに任され、養ひと、新たに始むる機会を約し候。机にて手紙は封筒へ滑り込み、紙は滑らかにて印なく、告白か、赦しか、宣言かの招きに御座候。
北の国々の村は、庭と屋根のすべてを覆ふ白きものの最初の降りにて、季節の変はりを印し候。世が作り変へらるる合図に御座候。その後の沈黙は厚く満ち、地そのものが息を止め候が如くに候。古へ、癒す者は新しき包帯にて傷を結び、いかに重き苦しみも、望と世話の約にて近づき得ると示し候き。戸口に掛くる面紗は、婚のためにも喪のためにも、隠しと開きの両方をなし、二つの生、二つの代の境に立ち候。
貴殿、早く目覚め候はば、新しき亜麻布を振りて朝の空気に当て候へ。あるいは未だ切られざる麺麭に手を置き、慰めを求むる者と分ち候へ。真を言ふつもりにて新しき紙に手紙を書き候へ。あるいは夜明けに蝋燭を灯し、日の開くる前の静かさを聴く間を取り候へ。いづれの行ひも、すでに鳴りたる呼びと、それが招く新しき世を尊び候。
今日の色は白に御座候。
Lucky Color: White — #FFFFFF立ち上がる呼び声は澄みて新たにて、貴殿の行ひは朝の確かさを映し候。