牌の上にて、童は大なる馬に乗りて前へ進み、一方の手は流るる鬣に緩く、他方の腕は風を受くるために広く広げられ、隠すものの残らず、勘定に入らぬ影もなきかのごとく候。頭上にて、円盤は世界より大きく輝き、一度にすべての育つものの境は明らかになり候。童の背後の石垣は、幾世紀にわたり建てられては建て直され、一つ一つの塊が正直なる精密さにて図に記され候。霧にも夜にも失はるる細部はなく、すべてが現前に御座候。
かつて、探鉱の者は冷き山の流れの中を渉り、狭き皿を篩ひ、底にて約束の鳴るを聴き候き。彼らの手の中にて、見出だしたるものは金属以上に候き。領する権利、新たに始める権利、未来を形づくる権利に候き。彼らの働きし川は谷を曲り、計画の根を張り得る土地の場所を印し候き。他の土地にて、古き王と女王とは、宮殿の下の沈黙せる室に貯へを保ち、形づくられたる銭の一つ一つが価値の保証、市と遠き港とにての見知らぬ者の間の沈黙せる信頼を携へ候き。この金属を持つことは、日の権威を貴殿の懐へ携ふことに候き。それは過去の労働の話、石の中に捕はれ火によりて放たれたる日照の話を語り候き。その金属は金に御座候。
船は大陸より大陸へ渡り、船倉は延べ棒にて重く、帆は明らかにして雲なき空の下に膨らみ候き。話はこれらの旅の周りに育ち候き。地平を見ること能はぬ者が、いかに羅針盤を頼むことを学びしか、海にて上る光が、いかに針路と方角との回復を意味せしか、に御座候。夏の乾きたる平原にて、小麦は風に揺れ、熟して直立し、茎の一つ一つが季節の満ちたる約束の証に候き。聖なる神殿にて、祭司は薄き板を像の上へ打ち、その神を、創造の記憶より長く残る光にて着せ候き。
朝の静けさにて、麺麭を焼く者は卵の液を塊の上に刷き、炉の熱にて皮の張りて艶を増すを見候。廊下の向ふにて、指輪が家族の中を手より手へ渡り、刻みの一つ一つはあるところにて柔らかく磨かれ、なほ円は破れず候。農の女は帳面の傍らにて銭を数へ、小さき円の一つ一つが収穫と交易との証、自らの正直なる労働の価値に御座候。仕事場にて、工人は帯を杖の頂に据ゑ、終へて供する準備の調ひたることを印し候。
雨の後の天候、雲のついに割るるとき、野と川とをその縁へ目覚めさせ候。光は屋根と庭の雌鶏との上へ注ぎ、世界の形は数へられるために前へ踏み出し候。今日、人は負債を払ひ、あるいは感謝の文を送ることも候。形見を磨くもよし、あるいはただ窓を開き、日照をして室の最も遠き隅へ届かせ候へ。重要な務めは明らかにて、今動く者は先の道の印され開けたるを見出し、頭上の正午の確実さに似て候。
今日の色は金に御座候。
Lucky Color: Gold — #FFD700貴殿の今日は明らかにて努めは見出され、物の輪郭は貴殿の得るところに御座候。