太陽
XIX
正位
開きたる光、花、率直なる子どもが御座候。太陽は、隠したるものが日向にて乾く牌に御座候。
明確さは、単純さと同じには御座なく候。見えてよきものが、見えてよき光の下に出で候。喜びは賞には御座なく候。生命の巡り候ときの温度に御座候。
今日のこの牌は、事情を複雑にしたるまま抱へるより、一言にて言へるところまで明るみに出すことを象り候。
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金 貴殿の今日は明らかにて努めは見出され、物の輪郭は貴殿の得るところに御座候。
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黄金 明るさの印として一枝を携ふることは、帰還する光に御座候。
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橙 今日は果実を手に開き、すべての輪郭は明らかにて御座候。
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麦色 明瞭は戻りて今日を形づくり、隠れたるものは再び手へ与へられ候。
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小麦 豊かさは静かに、確かに、貴殿の手へ戻り候。
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砂色 長く残るものは再び見えて、手に保たれ候。
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濃砂 揺るがぬ明瞭は勝り、貴殿の足下の地は確かにて御座候。
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黄緑 光は明らかにし、古き賜は残り、貴殿の輪郭は戻り候。
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赭 土は日の明かすところを記憶し、光と粘土との接する線を辿り候。
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淡黄 光の戻した静かな境を認めるとき、手の内の柔かきものは皆目覚め居り候。
逆位
光は強すぎて、影の仕事まで照らし候。喜ばねばならぬといふ強制が御座候。あるいは、光を信じられず、晴れの日に帳を閉じ候。
太陽が逆位となれば、明るさは表面の調子と成り、内側の熱は置き去りと成り候。
今日のこの牌は、明るく見せる量を減らし、本当に温かき場所を一つのみ日に当てることを象り候。
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革色 貴殿の歩みは確かにて、日陰はよく稼ぎたるものに御座候。
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砂茶 耐久は穏かにて、乾きたる道が貴殿に忍耐を教へ候。
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晒白 削ぎ落としたる後に残る静かな跡は、簡素の中の明瞭に御座候。
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陶白 静かに動けば、気は定まり候。
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火赤 耐久と記憶とは炉と足下とに静かに定まり、確かな手と火を記憶する心とが今日を形づくり候。
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古亜麻 古きものに再び息をさせ、最も強き眩しさより貴殿の静かな持続を庇ひ候。
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古白 今日は風雨にさらされし物の忍耐を抱き、厳しき中にも柔かきものは残り候。
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薄砂 簡素なるものの静かな力を尊ぶ日にて、慎重に歩けば印の一つ一つが旅の一部に御座候。
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木茶 木茶は耐久と記憶と、役立つ物の堅き平安の色に御座候。
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土赭 耐久は静かな運にて、貴殿の手の業が身を支へ候。