Colors for the Fool

今日の色を、牌より引く

牌を引く / 世界

世界の黄緑。中央の鏡に色が映る絵

黄緑

正位 · #808000

葉の花環は牌の心の踊る人を囲み、腕は伸ばされ、一つの旅の終わりと他の旅の始まりを印し候。四つの生きもの、獅子、牡牛、鷲、人は隅より見守り、閉ぢる巡り、充足の仕草にて緊く結ばれたる綬の、沈黙の証人に候。牌は全きことの約を保ち、儀式にて集め結ばれたる世、盛りの収穫の如くに候。

日の当たる丘の林を思ひ候へ。空気は樹脂の香を運び、風は尖りたる葉を抜けて揺らぎ候。これらの樹は古く節くれ、石の地と厳しき夏の下に栄え、根は水を求めて深く穿ち候。その実は小さく堅く、代々に集められ、手にて摘まれ、時に長き竿にて打たれ、下に拡げたる亜麻の上へ鈍き音にて落ち候き。この静かなるしぶとき仕事の中に、完成の感じが御座候。樹の一つ一つは花、実、休息の季節を巡り、いづれの巡りも収穫にて閉ぢ候。葉の色は黄緑に御座候。

実は分けられ、洗はれ、石の壁の室にて搾られ候。林にて働きたる手は今や搾りを養ひ、螺を回して、濃く香る油が果肉より滲むまでにし候。この油は粘土の壺を満たし、木の棚を縁取り、厨の卓の浅き皿に溜まり候。疲れたる者の額に塗られ、焼く前の麺麭の上を覆ひ、長き夜を防ぐ灯を養ひ候。古の世にて、この油は戦の閉ぢと王の即位を印し、石の祭壇に注がれ、条約を封ずるに用ゐられ候き。樹の枝は花環に編まれ、詩人と勝者に冠せられ、成就と平安の生きたる印に候き。

これらの林より名の湧く町が御座候。樹の形は貨幣と家の扉に現れ候。広場にて、搾りたる実は、仕事にて染まりたる手の女により売られ、作り方と物語を季節より季節へ渡し候。油と塩の実の器は倉に立ち、冬を待ち候。これらの地方にて、天候は巡りにて量られ候。まず乾きたる熱、次に葉より塵を洗ふ急なる嵐、最後に枝より最初の芽を誘ふ優しき温みに候。実の多きとき、一年の仕事が一周したる印に候。

人は細き枝より花環を編み、成就を印し、あるいは平安を迎へんとして、扉の上に掛け候。夕の食事の上に樹の油を滴らせ、多くの手と季節の労働を味はひ候。林よりの滑らかなる石を持つならば、寝床の傍に置き、耐久と再生の静かなる思ひ出となし候。日の出に、簡素なる綬を、踊る人が世の中心にてする如く、手首あるいは壺の周りに結び、意図を封じ候。

今日の色は黄緑に御座候。
Lucky Color: Olive — #808000完成は手の届くところにて、環は自らを結び候。

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