世界の牌の心にて、踊る人は月桂の葉の環の中を軽く歩み、腕を上げ、目は静かに外へ向け候。四つの生きもの、獅子、牡牛、鷲、天使は景色の隅を保ち、出来事の列がその最後の韻へ到るを見候。踊る人の綬は空に弧をなし、巡りを結び、囲ひを封じ候。こは祝ひのみの刻には御座なく、完成の刻に候。花環の周りの旅は終はり、物語は休息の場所へ到り候。こは長き仕事の後の収穫、植え、世話し、待ちたる月の後に来る宴に候。その色は紫に御座候。
かつて古の推羅と西頓にて、征服者の外套も商人の面紗も、稀なる貝の印を帯び候き。漁る者は地中海の浅き水へ歩み入り、細き貝を集め、岸にて石にて殻を割り候き。身を浸すに置き、塩水の暗く成るを見、特権ある者のみが買ひ得る亜麻の丈へ、緩く染み込ませ候き。羅馬人はこの染を帝のものと呼び、それにて外衣の縁を取り、旗を縫ひ、治むる権利を授け候き。その色は閾を印し候。誰が力に近づき得るか、誰が門に立つか、誰が都を巡りその心へ入りたるかに候。その糸の一本を着くることは、知られ、世の目に完成することに候き。
秋、帖撒利亜と迦湿弥羅の高き畑にて、番紅花は刈りたる穀の株の中より咲き候。花の一つ一つは脆く稀にて、内の深くに三本の糸を抱き候。夜明け、働く者は手にてこれを摘み、小さき籠は緩く満たされ、指は冷気にて痺れ候。日の終はるとき、糸は熾の上にて干され、花そのものと同じく繊細なる手順にて、冬の宴の食に味と色を与へんとして仕舞はれ候。祭の夜、家族は集まり、米と乳を掻き混ぜ、世の最も価高き香料の一匙にて長き断食を破り候。こは終わりと始まりのために取つて置かれたる味、長き年の環を結ぶための味に候。
この色調が布と食のみならず、空気そのものに現るる場所が御座候。夏の嵐の後、日の低く沈み、遠き尾根が最後の光を受くるとき、普羅旺斯の丘と蘇格蘭の石南の荒野は、微妙なる霞にて煌めき候。空気は土の香と休息の約にて満ち候。羊飼ひは群れを家へ動かし、灯は戸口に灯され、その日の労働は脇へ置かれ候。かかる夕べは完成の如く感じられ、すべてが集められ、終はらざるものはなく、世は黄昏の綬にて優しく囲はるるが如くに候。
家にて、この完成の響きは、冬の上衣の絹の裏、学者の頭巾に縫はれたる紋、海を越えて送らるる前に手紙へ堅く押されたる封蝋に現れ候。ある蝋燭は、灯さるるとき、季節の閉ぢあるいは新しき章の始まりを印し、その香は残り、大切なるものが一周したることを、在る者すべてに思ひ出させ候。厨にて、小さき花弁の一把は乳あるいは水に浸され、簡素なる菓子に忍耐と頂点の味を与へ候。
今日、人は手首に綬を結び、黄昏に畑の縁を歩き、あるいは窓辺に番紅花の糸の小さき鉢を置き候。封蝋にて封じたる手紙を送り、あるいは到りと帰りの両方を印す香の蝋燭を灯して、日を終わり候。
今日の色は紫に御座候。
Lucky Color: Purple — #800080世界は品位にて舞を完成し、綬は巡りを結び候。