審判
XX
正位
喇叭と、棺より起き上がる人々が御座候。審判は、裁かれて終わる牌には御座なく候。古き自らの名を呼ばれて立ち上がる牌に御座候。
過去の行ひは消え候はず。呼ばれたるとき、それを抱へたるまま新しき地面に足を付け候。赦しは、なかりしことにすることには御座なく候。終わりたる章を閉じて次の頁を開くことに御座候。
今日のこの牌は、自らを呼び候音に、遅れても返事をすることを象り候。
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金 内に待ち候ものを呼び声は目覚めさせ、光の中へ進ませ候。
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白 立ち上がる呼び声は澄みて新たにて、貴殿の行ひは朝の確かさを映し候。
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雪白 角笛を鳴らさせ、貴殿の最初の一歩を真ならしめ候。
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天青 秘密なき空はこの日の祝福にて、澄みたるものより始め候へば残りは続き候。
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空青 上よりの呼びは、世が常に開きつつあることを貴殿に思ひ出させ候。
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深紅 呼びはすでに鳴りたれば、立ちて応へ候。
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象牙 思ひがけぬ場所に澄みたる答へは待ち、その日の明るき始まりは貴殿を導き候。
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浅黄 再生の優しき呼びは貴殿を導き、静かなる始まりの一つ一つに安堵は御座候。
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花白 この日は優しさと応へんとする心を求め、呼びはすでに鳴り候。
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深空 前へ進みて呼びに応へ、世を貴殿の上に開かせ候。
逆位
喇叭は鳴り候へども、棺の蓋を内側より押さえ候。呼ばれ候ことを、まだその時期には御座なく候と説明し候。あるいは、過去の自らを裁く声のみ残り、立ち上がる音は届き候はず。
審判が逆位となれば、再生は自己批判の長き廊下と成り候。
今日のこの牌は、判決を待つのをやめ、呼ばれたる名にて一回のみ返事をすることを象り候。
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黒 行ひの前の静けさそのものが一種の答へにて、すべての呼びが直ちに返事を求むるには御座なく候。
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薄墨 待ち候へば、遂に立つ支度の成れるとき、意味は貴殿を見出だし候。
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鼠 決められざることが長引くとき、その静けさそのものを貴殿の伴となし、間を置き、世を優しく未決のま…
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石鼠 静かなる刻にて足り、答へは待ち候。
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濃石鼠 静かなる力は貴殿を囲み、忍耐は貴殿の伴に御座候。
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茶 答へは忍耐と静かなる力にて待ち、なほ立ちて扉を開く時は御座候。
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赭 待つ者の下の地は一歩ごとに覚え、躊躇の中に静かなる力は集まり、次の呼びに備へ候。
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砂色 呼びは待てども日は進み、いづれの間も支度に御座候。
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臙脂 忍耐を貴殿の肩の周りに定まらせ、明日は終わらざる答への場所を保ち候。
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夜青 躊躇を静かなる宿となし、明日の呼びを優しき約となし候。