Colors for the Fool

今日の色を、牌より引く

牌を引く / 太陽

太陽の黄金。中央の鏡に色が映る絵

黄金

正位 · #DAA520

童は鞍なく野を横切りて乗り、腕は広く投げられ、髪は風に絡みて煌めき候。背後にて、大なる向日葵が傾き頷き、頭上の日の道を図に記し候。かつて地平を閉ざすやうに見えたる石垣は、庭の縁に過ぎず、彼方の空は輝かしく開け候。光は暈けたる輪郭を明かし、物の形を示し候。鞍の曲線、花の投ぐる影、蹄の着くとき立ち昇る塵に御座候。野の心にて、高き植物の一群れが揺れ立ち、茎の先は小さき星のやうな花の房にて、草の上に拱を描き候。これらは一枝黄花と呼ばれ、古の使者の携ふる杖、消息と約束との合図に名を負ひ、秋の前に最も強き光を受けて保つ様にも名を負ひ候。その花の色は黄金に御座候。

寓話と歴史とにて、これらの直立する茎は野生の花以上に候き。故国にて、羊飼は最も直き茎を垣の印、家を指す道標に編み候き。厨にて、干したる花は沸きたる水に浸され、杯に供され、声を明らかにし気を甘くし候き。旅する者は、川岸に沿ふ曲りたる道を追ひ、溝と生垣とより腕一杯を集め、収穫の安全と、霜のなほ遠きこととの印となし候き。戦の時にても、世界の輪郭が戦きて消えるやうに見ゆるとき、これらの花の束は閾に置かれ候き。帰還を印し、光を迎へ、地の言葉にて「ここ」と言ふために御座候。

同じ植物は、大陸を越えて、庭と草地との野生の隅に立ち、持続の約束に御座候。蜂はその花を、夏の衰ふる日を通じて抱き、香は夕、最後の温もりの野の上に残るとき蛾を引き候。その根は土を固く保ち、雨がすべてを流し去ることを防ぎ候。子らは茎を腕に満てて冠に編み、一日を円の中に保ちて頭に着け得るかのごとく装ひ候。杖そのものは、いったん干されれば束に結ばれ、梁に吊られ候き。病に対する守り、日の短くなるとき光を求むる思ひ出に御座候。大河に沿ふ町にて、同じ茎は市の屋台の隅に置かれ、公正なる交易と正直なる錘とのための静かな祝福に候き。

かかる朝、物の輪郭の手へ戻るとき、人は路傍よりそれらの花を一掴み集め、窓の傍らの瓶に置き、室全体をその存在にて満たすことも候。幾年も用ゐずありし古き茶瓶に熱き水を満たし、干したる花を茶に浸し、旅と帰還との話を読みながら緩く啜ることも候。石あるいは煉瓦の道が貴殿の戸へ導くならば、割れ目の間へ茎を挟むことは、閾を印す沈黙の方法にて、光の来たりて歓迎せらるることを言ふことに御座候。あるいは野あるいは園地の縁を歩き、高き波打つ茎を探し、貴殿の影にてその道を辿り、その名の内に保つ約束を追ひ候へ。

今日の色は黄金に御座候。
Lucky Color: GoldenRod — #DAA520明るさの印として一枝を携ふることは、帰還する光に御座候。

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